分類  セリ科 オランダミツバ属   

セルリーは薬用植物としての歴史が古く、古代ギリシャやローマでは薬や香料として利用されていました。17世紀に入ってヨーロッパ南部で食用としての栽培が始まり、日本では食生活が洋風化した昭和30年代に入ってから普及しました。

セルリーをスープや煮込み料理等に使うことの多い欧米では、肉厚で香りの強い緑色種が主流です。

日本ではサラダ等にして生食することが多いため、香りがほどよい、葉が淡緑色で茎が黄白色の中間種が流通の大半を占めています。

セルリーは涼しい気候を好み、乾燥を嫌う野菜です。播種から収穫までは半年ほどかかります。主に冬から春は静岡県等でハウス栽培され、夏から秋は長野県等の高冷地で栽培されています。

●栄養

カリウム、ビタミンCを豊富に含みます。また、葉にはカロテンが多く含まれています。
カリウム:ナトリウムを排出して血圧を下げる働きがあり、高血圧の予防に効果があるとされています。

 

●美味しいセルリーの見分け方●

葉 : ハリとツヤがあって、しおれや黄ばみがないもの。

茎 : 厚くて、しっかり丸まっているもの。筋がくっきりと入っていて、凹凸が
    はっきりしているもの。

 

●さわやかな香りとシャキシャキとした食感が特徴のセルリー●

サラダだけでなく、スープや煮込み料理、炒め物にどうぞ!

個性的な風味は魚や肉、ベーコン、ホワイトソースなどのコクのある素材と合います。

筋は取り除くと食べやすくなります。また、
葉は茎より栄養価が高いので、捨てずに利用しましょう。

油と合わせると美味しくなり、佃煮にしても◎。。



    <名果 Info.> 2012.12

12月の主な産地  静岡県・愛知県
         
ハウス物は12月から入荷がスタートし、上旬には露地物からハウス物へ切替わる見込み。

ハウス物は来年の5月頃までの入荷となる見込み。

生育は順調で大株傾向。例年より多めの入荷となる見込み。