分類   アブラナ科 アブラナ属   

「なばな」は アブラナのつぼみと花茎、若葉を 食用とするものです。
つぼみ や花茎を食用とするもの は 「菜の花」と呼ばれることもあります。  

旬は冬から早春にかけてで、 2月・3月が最盛期。 独特のほろ苦さと香りがあり、一足早く春の訪れを 感じることができます。

ビタミンA、ビタミンCの 含有量が野菜の中でもトップクラスで、カルシウムも豊富に含みます。これらの栄養素が総合的に働いて、体の抵抗力を高め、風邪などを防ぐ効果があるとされています。
また鉄や葉酸も多く含むため、貧血の予防にも期待できます。

ゆでておひたしや和え物にし、食卓に春の彩りを添えて季節感を楽しんでみましょう。

    <名果 Info.> 2012.2

2月の主な産地   

  なばな … 三重県・岐阜県・愛知県

  菜の花 … 高知県・徳島県
         

播種と定植の時期に台風の影響を受け、病気が発生したことにより、作付面積が減少。

生産者も減少しているが、前年並みの入荷量となる見込み。

2 月中旬にかけてピークに入り、入荷は 4 月の中頃ま でとなる見込み。

【 見分け方 】

葉や茎の緑が鮮やかでみずみずしく、つぼみが開いていないもの。
花が咲き始めると味が落ちるのでできるだけ早いうちにいただきましょう。


【 保存法 】


冷蔵庫で立てて置くともちがよくなります。


【 調理のポイント 】


季節の香りをいただくために、春の食材と合わせてシンプルに仕上げると、より季節感が出ます。
寒い日は鍋になばなを入れてもおいしい!