■アブラナ科 アブラナ属

松菜はかぶの茎立ちを改良したもので、ツケナ類(アブラナ科アブラナ属の非結球性葉菜類の総称)の一種です。

江戸・小松川で八代将軍徳川吉宗がその美味しさに感動し、「小松菜」と名付けたとされています。

関東地方ではお雑煮に欠かせない野菜です。ちなみに愛知県周辺ではお雑煮に餅菜(正月菜)を入れる習わしがあります。餅菜は小松菜に近い在来の菜類ですが、小松菜より葉の色が淡く、やわらかいのが特徴で、小松菜と異なり茎の根元の方から葉が出ています。

小松菜の旬は12月から2月にかけて。冬場の小松菜は霜に当たると葉肉が厚くやわらかくなり、甘みが増します。

選ぶときは、葉が肉厚で、茎が太く、30cmほどまで育ったものを。
シャキっとした歯触りが持ち味なので、調理するときは火を通しすぎないことが肝心です。

また、小松菜はほうれん草と違ってアクが少ないため、ゆでてアク抜きする必要がなく、手軽に使えるのも魅力です。

●ビタミン・ミネラルが豊富な小松菜!!

小松菜は緑黄色野菜の中でも栄養価の高い野菜で、カルシウム、ビタミンKを豊富に含んでいます。

ビタミンKは、カルシウムが骨に沈着するときに必要なタンパク質を活性化する働きがあり、骨を丈夫に保ってくれます。

さらに、貧血を予防する鉄、抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンCも多く含まれています。


   2013.1月の取扱い産地

      岐阜県・愛知県


12月は前年より少なめの入荷となった。
年末の正月菜の集中的な出荷を終え、1月上旬は出荷量は少なめとなる見込みだが、徐々に増加する見込み。