世界三大穀物のひとつであるとうもろこしは穀物として人間の食料や家畜の飼料となるほか、
でんぷん(コーンスターチ)や
バイオエタノールの原料としても利用されています。
とうもろこしには、主に食用として利用される硬粒種(フリント種)、でんぷんの原料や家畜用飼料として利用される馬歯種(デント種)、ポップコーンに利用される爆粒種(ポップ種)、生食用や加工用として利用される甘味種(スイート種)など多くの種類があります。
昔はフリント種の未熟果を焼いたりゆでたりして食べていましたが、現在では、スイート種を野菜として利用しており、これを
「スイートコーン」と呼んでいます。
スイートコーンは、甘みの強さによって、スイート種、スーパースイート種、ウルトラスーパースイート種などに分けられます。スイート種はほとんど缶詰などの加工用として使われます。生食用としては甘みの強いスーパースイート種やウルトラスーパースイート種が主流です。
また、スイートコーンは粒の色によっても大別でき、粒がすべて黄色いイエロー種、すべて白いホワイト種、黄色と白色の粒が混ざったバイカラー種に分けられます。イエロー種には「ゴールドラッシュ」「味来」「サニーショコラ」、ホワイト種には「ピュアホワイト」、バイカラー種には「ゆめのコーン」「甘々娘」などの品種があります。
■ とうもろこしの美味しいゆで方
@ とうもろこしの皮をむき、ひげをきれいにとる。
A 沸騰したお湯にとうもろこしを入れて3分くらいゆでる。
B ゆであがったら、2%の塩水(1リットルの水に塩を20g
溶かしたもの)に30秒くらいさらす。
*すぐ食べない場合はラップに包んでおく
(粒がシワシワになるのを防げます)
<電子レンジを使う場合>
皮を1枚残して、ラップでふんわりと包み、
600Wで2分30秒〜45秒くらい(1本の場合)加熱する。